こんにちは!Tです。
みなさん、「アンガマ」をご存じですか?
アンガマとは、石垣島や八重山諸島に伝わる伝統芸能に使うお面のことです!
アンガマのお面は特徴的で、そのお面を見た時の一番多いイメージは「怖い」ではないでしょうか?
今回は、そんな怖いイメージがある沖縄の「アンガマ」について歴史や意味を紹介します!
ぜひ、最後まで読んでいってください☆
アンガマとは?
アンガマとはそもそも、沖縄本島ではなく、石垣島や八重山諸島の伝統芸能の一種です。
お盆の夜に祖先の霊を供養するために、家々を訪ねて語りや歌、踊りを披露し先祖の話を裏声で語って聞かせると言われています。
また、アンガマには、
- 石垣島の中心部で行われるもともと士族間で実施されたアンガマ
- 離島の農村で行われているアンガマ
2系統あると言われています!
今回は石垣島のアンガマについてお話していきたいと思いますので、一緒にアンガマの歴史を見ていきましょう!!
アンガマの歴史
まず初めに、アンガマの歴史の始まりは明らかになってはいません。
ですが、もともと士族階級層の行事だったのですが、明治以降農民層にも広がったと言われていること、アンガマが念仏踊りということや八重山に初めて念仏をもたらせた記載が残されていることから考えると、17世紀頃ではないかとされています。
アンガマの語源
そもそもこのアンガマですが、語源も明らかにはなっていません。
ですが、アンガマの語源については諸説があります。
①姉という意味
②覆面のことを指す言葉
③踊りの種類を指す
④懐かしい母親の意味
⑤精霊とともに出てくる無縁仏
アンガマには親孝行の歌が多く、覆面をする意味も
「親の霊に顔向けできないが、感謝の気持ちを伝えたい」
という意味があるのではないかといわれています。
その話の流れから考えると、④の説「懐かしい母親の意味」が有力だと推測されています。
アンガマの意味
「アンガマ」とは、旧盆時期に仏壇の家々を回るあの世の使者のことです!
祖先を表わすと言われるウシュマイという老人とンミという老婆の木彫りの面を着けた二人を先頭に、太鼓や三線をかき鳴らしながら、踊り手らが従い、家々を訪ねて行きます。
まず最初に、家に到着したらまずは仏壇にウートートー(拝む)!
そして花子やウシュマイ、ンミの踊りや歌が披露されます。
これは、子孫繁栄と豊作を祈る「念仏謡」と言われ、全て八重山方言で行われます!
また、旧盆の夜に祖先の霊を供養するために行うアンガマには種類があり
- ソーロンアンガマ
- 婦人群舞の節(しつ)アンガマ
- 新築儀礼の家造りアンガマ
の3種類があります。
アンガマってほんとに怖いの?
アンガマは見た目は不気味で怖いかもしれませんが・・・
実際のところ、アンガマは全然怖くありません!!
一番の見どころはなんといっても、あの見た目からは考えられない
ウシュマイとンミからの珍問答です!
見物人からあの世の生活について質問を受け、トンチの利いた回答をしていくのが特徴的で、その時にはウシュマイとンミの2人は裏声しか発してはいけないのだそう。
裏声で発せられる、八重山方言でのユニークなやりとりは、方言を知らない人でも十分に楽しむことができます!
みなさんアンガマは「怖い」というイメージがありますが、ウシュマイとンミが裏声を使っての珍問答を聞いてみると少しはイメージが変わるのではないでしょうか?
沖縄のお盆
沖縄のお盆は旧暦の7月13日から15日。
沖縄ではお盆に限らず、さまざまな行事は旧暦で行うため、新暦で考える日本のお盆とは日程がずれてしまいます。
さらに、北海道から九州までのように「お盆」と呼ばず、沖縄では「旧盆」と呼ぶのが一般的になります。
沖縄のお盆については、語りつくせないことが多いので、また別の記事でご紹介しますね♪
TAMAMONOでは・・・
TAMAMONOにも、沖縄の雰囲気を感じられるミニチュアサイズの手作りアンガマがひっそりと販売中!
制作者がひとつひとつ丁寧に作成しているので、同じアンガマでも表情が少し違います☆
素材は紙粘土で作っているので約60gととても軽く、サイズも 縦:約7cm × 横:約8cm と手のひらに乗るミニチュアサイズ♡
また、値段もお手頃な500円!
ぜひ、探してお家にお迎えください♪
TAMAMONOの場所
500円とお手頃価格である、ミニチュアサイズの手作りアンガマが買えるのはオンラインショップと沖縄にある「TAMAMONOのうれんプラザ店」だけ!
また、TAMAMONOのうれんプラザ店ではアート体験教室もしていますのでお気軽にお越しください♡
お店 | TAMAMONOのうれんプラザ店 |
営業時間 | 月曜日~金曜日 10:00~15:00 土曜日・日曜日 休み |
電話番号 | 090-1349-8527 |
住所 | 〒900-0022 沖縄県那覇市樋川2-3-1 のうれんプラザ1F 113(正面入口すぐ) ※車でいらっしゃる際には、駐車場代金が1時間無料になります。 のうれんプラザの3Fが駐車スペースですのでご利用ください。 |
地図 | |
決済方法 | ・現金 ・クレジット ・Pay Pay ・au Pay ・楽天Pay |
SNS | ・Instagram ・X(旧Twitter) ・オンラインショップ |
まとめ:【石垣島】お盆にやってくるアンガマの理由は?意味を知れば怖くない!【沖縄】
ここまで、沖縄のお盆にやってくる石垣のアンガマを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
まずアンガマには、2系統あるというのが私にも驚きでした!
それに、歴史や語源を調べていくと、不明な部分が多かったですが、ひとつだけ確かなことは「あの世からの使者」ということです!
もし石垣島や八重山諸島に「アンガマ」を見に行った際には、連れていかれないように気をつけてくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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